うつ病とは
よく眠れない、体がなんとなくだるい、特に理由が思い当たらないのに腰や肩、首などが痛む、頭が痛い、めまいや動悸がする・・・
こうした体の不調は、ときにうつ病が関係していることがあります。
うつ病といえば、精神的にひどく落ち込み、何に対してもやる気がなくなり、悲観的になって自殺したくなるのが主な症状です。
ところが、このような精神的な症状があまり表に出ないで、身体的な症状になって現れることもあります。
これを仮面うつ病といっています。
原因はストレスや心にあるので、身体の検査を行っても異常はなく、内科的な薬を飲んでも症状は治まりません。
軽い落ち込みなどの精神症状がないかチェックして、精神神経科の診断を受けるようにします。
しかし、仮面うつ病は体に現れるもの以外、精神的には自覚症状がないので見落としがちになりますので、検査結果に異常がなく薬を飲んでも改善する兆しがないときには、周りの人も協力して精神神経科の受診をすすめるようにします。 |
うつ病のサイン
うつ病の傾向
| なりやすいタイプ |
・几帳面でまじめ
・仕事熱心で責任感が強い
・安定志向
・対人関係で気を使いすぎる |
| きっかけ |
・配置転換、転勤、昇進
・子供の独立
・人間関係 |
| 発症のサイン |
・寝起きが悪くなった
・新聞を読まなくなった
・好きなテレビを見なくなった
・眠れなくなった
・考えがまとまらなくなった
・几帳面な人がだらしなくなった
・性欲がなくなった |
無気力、無関心、おっくうなどがうつ病の典型的な症状です。
疲労しているときは、誰でも活力が失われますが、それが長く続く場合には、うつ病が疑われます。
朝や午前中に特に症状が出やすく、朝になかなか起きられず、登校、出勤、家事を大儀に感じます。
新聞も読む気になれず、テレビにも無関心、女性の場合は、化粧する気もなくなり、人との接触を避けるために外出するのが嫌になります。
一般的にうつ病は、まじめで責任感の強い人がなりやすいといわれていますが、転勤による環境変化、対人関係の悩みなどをきっかけに陥るケースが多くなっています。
大半は3ヶ月から半年ぐらいで自然に治りますが、病気と気づかないまま、絶望感や厭世感から自殺に走ることもあるので、周囲の人は注意が必要です。 |
うつ病の人に対する接し方
うつ病は、几帳面でまじめタイプが多いだけに、仕事や家事がはかどらないことに対して、人一倍気になり、苦しんでいます。
家族の人はつい元気を出して、がんばって、と励ましてしまいがちですが、本人はやりたくてもできないという気持があるので、言われたことに対して、また悩み、苦しんで自分を追い詰めてしまうことがあります。
周りの人もうつ病のことを十分理解して、本人の愚痴や苦しみを言いやすい環境をつくってよく聞いてやり、折をみては必ず治るのだから、と安心させます。
また、心身ともに疲労困憊しているので十分な休息が必要となります。
抗うつ剤の使用も気分の落ち込みを軽減させる効果が高いので、医師の指示どおりに服用させます。 |
心の病気の分類とかかる病院
| 精神病 |
神経症 |
心身症 |
| 原因・症状:心理面 |
原因:心理 症状:身体 |
・精神分裂病
・躁うつ病
・アルコール依存症 |
・不安神経症
・恐怖症・脅迫神経症
・ヒステリー
・心気症
・離人神経症
・抑うつ神経症
・対人恐怖症 |
・胃、十二指腸潰瘍
・過敏性腸症候群
・高血圧症
・気管支ぜんそく
・緊張頭痛
・糖尿病
・自律神経失調症
・円形脱毛症 |
神経症、心身症、うつ病などの心の病気は、人格的な障害が現れる精神分裂病とは全く異なる病気です。
病院に行くのを嫌がる人もいますが、体の病気と同様に、早めの診断、治療をしてもらいましょう。
うつ病のように、落ち込みや悩みなどの神経症状が強いときには、精神神経科へ行きます。
身体的な症状があるときは、心身両面から治療を行う心療内科が適しています。 |
環境変化とストレスの関係
環境変化による緊張や対人関係のストレスは、自律神経の働きを乱し、自律神経によって調整されている内蔵にも影響を与えます。
そのため、原因は心理的な要因なのに実際には内臓が障害を受け、病気に陥ることがあるのです。
これを心身症と呼びます。
心身症は、内科的治療だけではなかなか治らず、ストレスが続くと再発を繰返します。
心療内科でカウンセリングや生活指導を受け、ストレスへの対処をしていく必要があります。 |
不眠症対策とお酒について
不眠症に多いのは、、心配事や不安があって、たまたま不眠の夜があるとまた眠れないのではないかと不安に陥り、それが原因でますます眠れなくなるタイプです。
原因となる心配事や不安を取り除くことができればよいのですが、そうも行かない時は、運動で軽く体を疲労させたり、お酒や入浴で体の緊張感を和らげ、少しでも眠れるようにします。
あまり長く不眠が続くようなら、精神神経科の医師に相談しましょう。
また、ストレス解消にある程度のお酒はよいのですが、さびしさやイライラ感をまぎらわすために飲んだお酒が、やめられなくなると問題です。
酔っていないと不安で、お酒をやめると手がふるえる、飲まないと眠れない、体調がよくないなどの症状があったら、早めに精神神経科を訪れ、カウンセリングを受けるようにします。 |
衝動食いを防ぐ方法
唇への刺激は、ストレスをある程度和らげる効果があるといわれています。
お酒もタバコもだめという人は、つい身近にある食べ物に走りがちになります。
唇の刺激という点においては、おしゃべりも同様の効果があるうえに、人と話すことによって精神的な解放感も得られます。
直接、会って話さなくとも、電話などでもかまわないので積極的に対話することが大切です。 |
不安神経症の一種 育児ノイローゼ
育児ノイローゼは不安神経症の一種で、育児に関するちょっとした不安感に固執してしまい、それがさらに次の不安を呼び、いつまでたっても不安から解放されないのです。
育児に全てをかけてしまう人などに多いので夫や両親などに協力してもらって、自分のためだけに使える時間を持つことが大切です。
心身をリラックスさせ、心の余裕をつくります。 育児などについて、親しく相談できる友人の存在も大切です。
また個人の育児関連のホームページも多数あり、同じ悩みや似たような境遇の人の情報や意見交換などもあるので、1人悩まずにこれらのサイトを訪れることをおすすめします。 |
ストレス解消のコツ
適度なストレスは、緊張感を与えて心身を活発にさせるのですが、問題は、緊張状態が長く続いてしまうことにあります。
そこで、緊張をほぐすためのリラックスできる時間を持つ事が大切です。
例えば、仕事は家に持ち込まないと決めて、帰宅後は心身ともに休息させることに使います。
また、悩みはひとりで抱え込まずに、なるべく親しい人に話します。
問題を自分で整理もでき、話すことによって悩みが発散できるものです。
重要なのは、ストレスを自覚することにあります。
気分転換の必要性を感じれば、おのずとストレス解消はできるものです。 |
|
 |
| ビーポーレン |

ビーポーレン 125錠 |
| ストレスから心の病気にかかるケースは多いのですが、ビタミンなどの栄養摂取不足で引き起こされる場合もあります。これが慢性化すると落ち着きがない、集中できない、無気力、些細なことに腹をたてるなどキレやすい精神状態になることもあります。また、食事のバランス、食べる時間が悪いと自律神経が乱れて、心の病気に陥りやすくなることもあるので、正しい食事をベースにしてビーポーレンで総合的に栄養補給することもおすすめします。 |
|