人間ドックによる体の黄信号を示す検査値の読み方を説明するページです。
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人間ドック



人間ドックとは
3時間から半日で終わる日帰りドックから、1泊2日の短期ドック、1週間近くかける長期ドックまで、様々なものがあります。
ただ、検査が長期にわたるからといって、その分だけ検査項目が格段に増えるというわけではありません。
長期ドックの場合は、検査と同時に、心身の休息に重きをおいたドックと考えればよいと思います。
一般的には、日帰りや短期ドックで十分です。
ドックに入るときは、内科、外科、眼科、婦人科の4科が揃っていて、医師の問診があり、医師による検査結果の説明や指導が行われる病院を選ぶと安心です。

人間ドックの一般的検査項目
診察 問診、質問表、胸部聴診、腹部触診、直腸診、乳房診
身体測定 身長、体重、標準体重、肥満度
聴力・視力 近視・乱視、難聴
検尿 たんぱく、糖半定量、潜血、沈渣
糞便検査 潜血反応
血圧測定 血圧
血液算定検査 血色素量、ヘマクリット、赤血球数、白血球数、血小板数、血球成分バランス
血清検査 炎症反応、HBs抗原、CRP,ASO、TPHA、赤沈
血液化学検査 総たんぱく、アルブミン、クンケル、GOT、GPT、ALP、LDH、γ-GTP、総ビリルビン、総コレステロール、中性脂肪、LDL-コレステロール、HDL-コレステロール、血糖、HBA、尿酸、クレアチン、アミラーゼ
眼底検査 眼底カメラ
肺機能検査 強制肺活量 1秒量・1秒率・MMF
心電図検査 心電計波形で心臓の動きをみる
腹部超音波 肝臓、胆のう、腎臓など
胸部X線撮影 肺や気管などの呼吸器
腹部X線撮影 胃や十二指腸などの消化器官上部
子宮細胞診 女性のみ

人間ドック受診の年齢的目安
近年、成人病年齢が低年齢化しているので普段から定期的に受診しておくことに越したことはありませんが、一般的には、成人病年齢といわれる40歳が年齢的目安になります。
女性は、比較的に若い世代から発症する子宮ガンの心配があるため、できれば30歳、遅くても35歳までに受診しておきます。
また、家族に成人病やがん患者がいる人は、30歳代に入ったら、受診する心構えが必要でしょう。

費用負担が少ない生活習慣病予防検診の受診方法
高い費用をかけなくても受けられる検診もあります。
政府管掌健康保険に入っている人ならば、成人病予防検診や日帰り人間ドックを総費用の3割負担で受診できます。
自営業の人でも市町村で実施している健康診断や成人病検診ならほとんどが無料で受けられます。
これらを積極的に利用するとよいでしょう。
政府管掌社会保険の生活習慣病検診の詳細は 社会保険庁のホームページ の医療保険制度で見ることができます。
市町村で行う健康診断、成人病予防の詳細は各市町村のホームページまたは各市町村の担当課で確認してください。

肝機能の数値とは
GPT、GOT、γ-GTPは酵素の名前で、肝細胞が破壊されると血中に増えてきます。
とわいえ、肝臓は再生能力の高い臓器なので多少数値が上がったくらいでは、さほど心配は要りません。
ただし、どれかひとつでも標準値を超えていたら肝臓障害のサインと考え、精密検査を受けておきましょう。
γ-GTP値が特に高い場合は、お酒の飲みすぎで肝臓障害が起きていることが多いので、とにかく節酒を心がけます。
なお、これらの検査は、激しい運動をしたときや心臓病があるときなどにも上がるため、肝臓障害と決め付けるわけにはいきません。

コレステロールの数値とは
脂肪の一種であるコレステロールは、血中に多すぎると動脈硬化を促進し、心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。
そのために悪いイメージが定着しています。
しかしコレステロールは、細胞膜やホルモンの材料、脂肪を消化・吸収する胆汁酸の成分として体に必要な物質なので、低ければよいというものでは、決してありません。

人間ドックにおける医師の問診とは
人間ドックや健康診断では、医師による問診やアンケート形式による問診が行われ、日常生活の習慣、本人や家族の病歴、気になる症状などを聞きます。
これらと検査結果を総合して医師は、日常生活や治療についてアドバイスをするので、検査項目に関係なさそうに思える症状でも詳しく告げておきましょう。
また、問診で聞かれたこには、なるべく正確に答えるようにします。

血液中の血糖値とは
血液中の糖が多いと糖尿病の疑いがあります。
しかし、血糖値は、常に変動しているものなので一度の検査ですぐに糖尿病と断定することはできません。
そこで血糖値が高いといわれたら、ブドウ糖負荷試験という精密検査を受けておきます。
ブドウ糖を飲んで、その後の血糖値の変化を観察する検査方法で、これによって糖尿病かどうか診断できます。

X線検査でわかること
X線検査は、胸部なら肺や気管、腹部なら胃や十二指腸などを対象にしているので、乳がんや子宮がんの発見はできません。
女性に特有な病気は、別個に婦人科検診を受け、乳がんなら触診、子宮がんなら細胞診などの検査を行う必要があります。

精密検査の通知とは
要精密検査といわれても実際には重大な病気と断定されるのは、それほど多くはありません。
しかし、精密検査を受けなければ、早期発見のチャンスを逃してしまう場合もあります。
多忙であっても必ず受けておきましょう。

人間ドックの盲点
人間ドックには、がんなどの大病の初期は、発見しにくいという盲点があります。
たとえば、胃の検査は多くの場合、バリウムを飲んでのX線検査ですが、初期の胃がんは内視鏡を用いないとわかりません。
肺がんもタンの検査をしなければ診断できないものがあります。
また、心臓の障害などでは、発作が起きていないと異常が発見されにくいのです。
人間ドックも万能ではないことを覚えておく必要があるのです。

手軽で簡単!郵送でできるがん検診
がんは心配だが、病院に行く暇がない、病院へは行きたくないという人には、自宅でがん検査ができる方法があります。
肺がん・大腸がん・子宮頸がん・胃がん・前立腺がんの郵送検診です。
これは、検査キットで肺がんならたんを、大腸がんなら糞便を、子宮頸がんなら粘膜組織を、胃がん・前立腺がんなら採血し、郵送して異常がないかどうかを調べてもらう検査方法です。
万が一、異常ありの検査結果が来たら、専門の病院で精密検査を受けます。
いずれも検査キットの価格が数千円で購入でき、素人でも簡単にできるようになっています。
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